大パノラマツーリング

あぁ、エゾシカが・・・どんどん迫ってくる！！！

ひぃ、エゾシカと・・・ぶつかる～～～(>_<)

・・・死ぬかも？？？

と思った時、１頭のエゾシカが道路脇に逃げてくれ、その脇をなんとかすり抜け～！！

ほんとギリギリでした・・・

バイクだからなんとか避けれたものの、車だったら完全にぶつかっていたでしょう。

今日は野生動物と人間の間におこった大事件の現場を見に行く予定ですが、

その前に自分自身が野生動物と人間の間で大事故をおこす所でした。

気持を落ち着かせ、雨の中をしばし走り、

幌延についた頃にはすっかり雨も上がり

いい天気に・・・

ここでカッパを脱ぎます。

さらに進むと、なにやら看板が・・・

どうやらここは北緯４５度線のようです。

以前のツーリングで走ったサロベツの海岸線の

道にもNのマークの北緯４５度線のモニュメントが

ありましたが、ここの看板はちょっと地味かな？

さらに進み・・・

天塩の道の駅で少し休憩です。

天塩から、開拓農道町道浜更岸線

という農道？のような道を走ります。

深ジャリの直線道路でしたが、

青空が綺麗で気分爽快！！

深ジャリの道が終わると、

そこには風力発電の風車がありました。

この海岸線は風力発電が盛んですからね。

風車の向かい側には

日本海が見えます。

そして、またもや道路脇の草原に突入！

遠くに微かに利尻富士が見えています。

続いて国道２３２号線の海岸線を走ります。

日本海が綺麗です。

苫前に近づいてくると、

ここにも風車が・・・

それにしても・・・

空が真っ青です！

苫前を過ぎると、いよいよ今日の一番の目的地である三毛別熊事件の復元現場が近づいています。

その前に・・・

ガソリンを入れて・・・

トイレに・・・　ん？？？

小便器の上に張り紙が・・・

「おしっこだけにしてネ。」って・・・（笑）

おしっこ以外のものをした人がいるのかい！？（（爆））

しかも、「一歩まえ！」の！マークが

変な方向を向いてるし・・・（笑）

少し微笑みながら、ガソリンスタンドのトイレを後にして、

道道１０４９号線、通称ベアーロードを走り、ついに到着！！

三毛別熊事件の復元現場です。

この事件は、北海道開拓まもない大正４年、三毛別で発生した日本最大の熊害事件とのことで、

冬眠に失敗したヒグマが空腹のため民家を襲い、１０名もの婦女子の死傷者を出した悲劇の事件です。

さらに悲劇なのは、その熊を討伐するために遺族が苦渋の決断をし、犠牲者の遺体をエサがわりにして、

熊をおびき寄せるという前代未聞の作戦を取ったとのことなのです。

詳しくは　ここ　を参照下さい。

独特の雰囲気があります。

まわりの木々がガサガサッと

音を立てるだけで、ビクッとして

しまいます。

当時の人たちが住んでいた家と

襲ってきた熊の模型です。

身の丈２．７ｍ、体重３４０ｋｇの

熊だったそうですが、

こんなにでかい熊だったのでしょうか？

こんなのが襲ってきたら、

ひとたまりもありません。

事件を簡単に説明する看板には、

襲われた臨月のご婦人は・・・

「腹破らんでくれ！！」

「のど食って殺して！！」

と絶叫しつ続け、ついに意識を

失ったと記されています。

まさに悲劇・・・

その脇には慰霊碑のようなものが・・・

この家での犠牲者である

マユさん（３４才）、幹雄さん（６才）

の名前が記されています。

その家の中はこんな感じ・・・

当時の人はこんな家で、

北海道の厳しい冬を凌いだんですね。

熊の模型を横からみると・・・

上半身だけだったのは、ちょっと笑えましたが・・・

この小熊？の模型は、笑えない・・・

草むらの中にポツンといるので・・・

かな～り不気味です。

少し遠くから見るとこんな感じです。

開拓まもない昔の人々は、今以上に

野生動物と遭遇する機会が多く、

昔から色々な事件や事故が起きて

いるのでしょう。

野生動物の中に人間が割り込んだ結果

だとは思いますが、共存共栄できるように

これまで以上に人間が努力しないと

ならないのでしょうね。

さて・・・熊事件復元現場の先にも林道が続いているので、先に進んでみます。

が・・・

熊事件復元現場の雰囲気にのまれてしまったのか？

林道を走っていても、なんか恐ろしい！

やっぱり引き返そうかな？

と思っていた所、通行止めの看板が・・・

ふぅ～！　良かった！

引き返そう！！

この通行止めのゲートの脇はバイクだったら、問題なくすり抜けできるのですが、

ここは迷うことなく引き返すことにしました。

熊事件復元現場の雰囲気に、超～びびっている小心者なのでした（笑）

すっかり雰囲気にのまれて、びびりまくっていた熊事件復元現場を後にして、国道２３９号線を走ります。

この国道は霧立国道と言われています。

　特にどうという道ではありませんが、軽快に走ります。

国道２３９号線から道道７４２線に入り

おびらしべ湖に到着です。

この湖にかかる橋は、湖にかかる橋としては、

北海道で一番長い橋とのことです。

なんかまた雲が出てきたなぁ(^^;)

道道１２６号線を抜け、

再び国道２３２号線、日本海に戻ります。

先程までの雲もすっかりなくなり

綺麗な青空です。

国道２３１号線に入り

少し走ると雄冬岬に到着です。　

どうやら展望台みたいな所が

あるので、行ってみることにします。

なかなか急な階段です。

途中で「マムシ出没」の看板が・・・

マムシも恐いけど、熊よりはマシかな？

さらに階段が続きます。

結構遠いなぁ～

ここらあたりから、少しゼイゼイ

言い始めました（笑）

展望台はまだまだ先です。

またもや「マムシ出没」の看板が・・・

でも、その看板の向こうでは・・・

海も空も綺麗です。

展望台が近づいてきました。

展望台の中の螺旋階段をのぼり・・・

いやぁ～！！　お見事！！

とっても綺麗な空・・・・そして日本海！！

どうやら、展望台の先にも

まだ遊歩道が続いているようです。

が、さすがにそこまでは・・・

と思い展望台を後にします。

駐車場に戻ると、案内看板が

あったので見てみると、

ぐるっと一周できる遊歩道が

あるようです。

さて・・・

今回のツーリングもいよいよ終盤になってきました。

雄冬岬を後にして、

送毛峠に向かいます。

ここには千本ナラというものが

あるとのことです。

その送毛峠の入口に到着です。

少し進むと・・・

何やら公園みたいな所がありました。

そして千本ナラの近くに到着。

千本ナラは・・・

枝が多数に分かれて空に向かって

伸びている姿が、千本も生えている

ように見えることから千本ナラと言う

とのことです。

また、この木はご利益のある御神木のようです。

早速、見に行きます。

確かに御神木という雰囲気です。

木には、願いごとの書いた

しゃもじがぶら下がっています。

北海道日本ハムファイターズ優勝！

と書かれているしゃもじもありました（笑）

千本ナラを後して先に進むと、

少しの区間、砂利道になります。

それを抜けると、くねくね曲がる

狭いアスファルトの道・・・

送毛峠の石狩側からの入口です。

道路案内看板を見ると・・・

始めて見る人には

わかりにくい看板かもしれませんが、

送毛峠の道をうまく表現している

看板だと思います！

送毛峠を後して・・・

ここまで来ると、もう札幌はすぐそこです。　だんだんと自宅が近づいてきました。

空は、すっかり青空です。

夏の日差しがここち良い！

そして、ついに自宅に到着！

延び延びになっていた、

今年の夏のツーリングは、

無事終わりました。

我が愛車のタイヤを見てみると・・・

あ～(>_<)

中央部分がすっかり減ってしまい、

１部のブロックがくっついている・・・

もうこのタイヤは交換しないとなりません。　よくここまでもって（耐えて）くれました！

それにしても・・・今回も見たい所を無事回ることができました。

初日の函岳・大パノラマ・・・etc　　そして、今日の三毛別熊事件復元現場・・・etc

北海道の大自然に心を癒され・・・　北海道の大自然に恐れを感じ・・・

とても・・・とても有意義なツーリングでした。

これだからバイクツーリングはやめられない！！

今回の出発前・・・

私は前日から首・肩・腰に痛みがあり、今回のツーリングは家族のものからやめておけば？？？

と言われていました。幸い出発当日、多少痛みが和らいだことで、強行出発したのですが、

行って良かったと思います。

と、同時に家族の理解がなければ、こうやってツーリングは続けられないなぁ～とも強く思いました。

色々な意味で、良いツーリングでした。

今年は、様々な事情（笑）で、もうツーリングには行けないかもしれませんが・・・

また来年・・・走りまっせ～♪

次はどこに行こうかな？　

また一緒に走ろう！　YAMAHA TT２５０R　レイド！！

今日の走行距離：447.4km　今日のガソリン使用量：15L　今日の燃費：29.8L/km

総走行距離：884.6km　総ガソリン使用量：30.7L　全体の燃費：28.8L/km

前日へ・・・