さ・寒い・・・夏なのに寒い・・・
夏のツーリングなのに・・・寒い・・・
こんなツーリングもいいかもしれない・・・でも寒い!
寒くて夜に何度も目が覚めました。そのおかげで、朝の4時にはもうすっかり目が覚めて
しまったので、ぼちぼちと出発の準備です。
そして・・・
7月23日(日)の朝5時半
に出発です!
どうやら寝ている間に何人かの
他のライダーが来ていたようですが、
こんなに朝早く出発するのは、
さすがに私だけです。
ただ・・・
ひとつ勘違いをしないで欲しいのは、
年寄りだから朝早いのではないということです。
寒かったから朝早く目覚めたのです。 そう! 寒かったからなんですよっ!
いずれにしても、今日の天気もあいかわらずの曇り空・・・しかも、今にも雨が降りそうです。
雨が降らないことを祈りつつ
走っていましたら、常呂町で、
カーリング娘たちの看板発見!
感動をありがとう・・・
常呂町を抜け、少し走ると
能取湖が見えてきました。
能取湖は、サンゴ草で有名な湖です。
9月頃になると湖畔を鮮やかな
深紅色に染めるのです。
そのサンゴ草・・・
当然、時期はずれですので、
色づいてはいません。
まぁ〜
色づいていないサンゴ草を見るのもおつなもんです。
と、昨日と同じような負け惜しみをいいつつ能取湖を後にしました。
能取湖を過ぎると、すぐに網走です。
網走と言えば・・・網走監獄です。
ここに来るのは小学校の
修学旅行以来です。
しかし・・・
まだ朝早いため開いてません。
まぁ〜
開いてない網走監獄を見るのもおつなもんです。って、このフレーズ・・・しつこい???
網走監獄を過ぎると、
今度は網走湖が見えてきました。
網走湖畔のキャンプ場にも
多くのライダーがテントをはっていました。
それにしても、朝早いせいもあるのかもしれないが・・・寒い・・・
しかも、とうとうポツポツと雨まで降ってきました。
カッパを着て、北見方面に向かいます。途中の道で表示されている気温は15℃!
とても夏の気温とは思えません・・・寒いよぉ〜
雨が降ったり止んだりする中、チミケップ湖という湖を目指します。
このチミケップ湖は、あまり観光客も訪れないとても静かな湖とのことです。
そのチミケップ湖を見るために
道道682号線から続く林道を走ります。
すると・・・
ついにチミケップ湖に到着です。
やわらかい風が吹き・・・
静かにたたずむチミケップ湖・・・
天気が良ければなぁ〜
と思いつつも先に進みます。
途中の林道から見える
チミケップ湖もなかなか素敵です。
このチミケップ湖は、地殻変動に
よる地滑りで谷がふさがれてできた
堰き止め湖とのことです。
自然のダムって感じでしょうか?
そんなチミケップ湖を後にして
今は廃止になってしまった
ふるさと銀河線の駅でもあった
陸別の駅に立ち寄りました。
すると・・・銀河鉄道999が・・・
なんか懐かしい!
相変わらず、雨が降ったり止んだりのパッとしない天気で、しかも夏とは思えない寒さですが、
めげずに足寄町のミルクロードと言われる道(道道468)を走ります。
ミルクロードと言うだけあって、牧場が点在しています。もちろん牛さんたちもいます。
そんな中、たまたま牛さんたちがいない牧場があったので思わず突入です!
こ〜んな広い草原の中で、思いっきり寝転がったら気持ちいいでしょうねぇ〜
足寄町のミルクロードを後して、次に目指すは芽登の林道です。
まずは、芽登糠南林道を走ります。
最初のうちは、深い砂利の道でしたが、
それを過ぎれば、よく整備された
とても走りやすい林道です。
おもわずペースアップしてしまいます。
快適に・・・
快適に先に進みます。
すると・・・
いくつか林道の分岐が・・・
地図を見てみると
芽登糠南林道から芽登川林道に
分岐して清水谷という所に抜ける
はずです。
しかし、当然かもしれませんが・・・
道路標識などありません。
たぶんこっちだろうと思って、
曲がったりします。
しかし・・・
道がだんだんと細くなったり、さらに多くの分岐する所があったりして、
だんだん自分が今どのあたりにいるのかも、よくわからなくなってきました。
まずい・・・
えっと・・・もと来た道は???
ま・まずい・・・
こんな林道のど真ん中で迷子です!
このままこの林道から
脱出できなければ・・・
遭難です!
この時ばかりはあせりました。こんな山の中では携帯電話は圏外ですし、だんだんと霧が
出てきて視界も悪くなってきました。
一刻も早く、この林道を脱出しなくてななりません。自分の記憶と、道路につけた
自分のバイクのタイヤ痕を頼りに、もときた道をひらすら戻ります。
精神的にだんだん追い詰められてきたこともあって、知らず知らずのうちに、悪路にも
かかわらずハイスピードで走っています。
すると・・・
前方に何やら人影らしきものが見えてきました。しかし、どうもその人影の様子が変です。
全体的に茶色の服を着て、なんとなく首が長い・・・そして、こちらを向いて仁王立ち!
なんだこいつはっ!!と思いながらも近づいていくと、その人影はくるっときびすを返し、
道脇の草むらの中に飛び込んでいきました!
あっ! シカ だっ!!
そうです。どうも変な人だと思ったら、エゾシカだったのです。
エゾシカを人と間違うなんて・・・ばかなやつ!と思っているそこのあなた!!
霧のかかっている林道で、エゾシカが真正面を向いて立っていたんですよ!
ちょうどこういう感じに・・・ここをクリック! えっ!? 見間違えませんか???
やっぱり・・・(^^;)
なにはともあれ・・・
遭難しかけた芽登糠南林道から無事脱出しました。
天気はあいかわらずですが、気を取り直して、ナイタイ高原牧場に向かいます。
ナイタイ高原牧場へ行く道を
ひたすら走っていると、雄大な
風景が広がってきます。
天気が良ければ最高なのに・・・
霧がかかっています。
さらに上に登っていくと、その道沿いにもたくさんの牧場があり、たくさんの牛さんたちがいます。
そして・・・
ついにナイタイ高原牧場に到着です。
ん〜! すごい霧・・・
何も見えん!
本来ですと、眼下に
雄大な十勝平野が見えるはず
なんですが・・・
う〜! すごい霧・・・
と言うか、雲の上にきた感じ・・
何も見えん!
まぁ〜
霧で何も見えないナイタイ高原牧場ってのもおつなもんです。
と、すっかり聞き飽きた負け惜しみフレーズを残して、出発です。
ナイタイ高原牧場から、本日最後の林道である不二川迂回林道を通って、
然別湖に向かいます。
不二川迂回林道の入り口に
到着です。
前方の山には霧がかかっています。
それよりも・・・
どうも気になるこの看板!
災害復旧中って・・・
深い霧の中、災害復旧中で
どうなっているのかよくわからん
林道を走るのか!?
頭をよぎる遭難の二文字・・・
まっ! なんとかなるでしょっ! いよいよの時は、また来た道を戻ればいいのだし・・・
そう思って突入です!
よく整備された
フラットダートが続きます。
天気はいまいちですが、
やっぱりこういう道を走るのは
気持ちがいいもんです。
しかし、だんだんと霧が
深くなってきました。
視界が非常に悪い・・・
本当にこの道は大丈夫なんだろうか?
然別湖の方に抜けれるのだろうか?
と不安に思っていたところ・・・
霧の中から、一台のバイクがやってきました。
おおっ!
バイクが来たってことは、反対側からこの林道に入ってきたか、行き止まりかなんかで
戻ってきたかのどちらかのはずです。
そこで、前から来たバイクとすれ違う時に、ちょっとだけ止まって・・・
「こんにちは。 この先、抜けれますか?」と訪ねてみました。すると・・・
「大丈夫ですよ。 抜けれますよぉ〜(*^_^*)」と軽快な返事・・・
「そうですか! ありがとう〜♪ では気をつけて〜♪」と言って、再びスタートです。
スタートして・・・ん? 今の声・・・???
女の子だぁ〜(*^_^*)
こんな霧深い山奥で、たまたま前から来たライダーが女の子だとは・・・
もしかして、女神様が現れたのでしょうか!?
その後、しばらく霧の林道を
走っていると・・・
女神様の言う通り、無事に
抜けることができました。
不二川迂回林道を抜けると
然別湖はすくそこです。
湖の向こうの山に霧がかかり
ちょっと幻想的な然別湖でした。
然別湖を過ぎたあたりから、またもや本格的な雨です。
もう寒くてだめです。本来なら、この近くのキャンプ場で泊まる予定でしたが、私の体は
すっかり冷え切っていたので、急遽、帯広のビジネスホテルを予約しました。
あとは帯広に向かってまっしぐらです!
途中、扇が原展望台に
立ち寄りました。
前にHONDA XLR250で道東方面を
ツーリングした時にも立ち寄りましたが、
その時も今日も雨です。
そんな以前のツーリングの事を
思い出しながら、ふと見ると・・・
きつね登場!
こうやって見ると、
キタキツネって、やっぱかわいいですね。
でも、えさをやってはいけませんよ!
それにしても、今日も一日寒い日でした。
雨は降ったり止んだりで、途中の道では深い霧にも遭遇しました。
すっかり冷えた体には・・・
やっぱ風呂でしょ!
ふわぁ〜暖かい風呂に入って
生き返りました!
入浴シーンを見せることができず、
残念です(笑)
風呂からあがって、
部屋でテレビニュースを見ていた所・・・ 十勝地方に低温注意報が出ていました。
どうりで寒かったわけです。 明日はいよいよ札幌に帰ります。
寒かったけど、楽しかった2日間を振り返りつつ、
昨日とは違いふかふかのベッドで 早めに就寝しました。
今日の走行距離:440.5km 今日のガソリン消費量:16.1L 今日の燃費:27.4km/L
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