たまには一緒にツーリングでも行こうか?
何気ないひと言がきっかけになった今回のツーリング!!
どこに行こうか? 道南方面の海に行って釣りでもしようか?
そうだ!男ばっかりで行くのだし、食料は釣りをして現地調達しよう!!
などと・・・ほとんど勢いで決まったような今回のツーリング!!
私を含む職場の男3人で行くことになりました。
そして・・・誰が名付けたか? 今回のツーリングは、食料を現地調達することとし、
サバイバルツーリングとなりました(笑)
目的地は、道南のせたな町の南に位置する水垂岬です。
そこにテントをはって、夕食は釣りをして現地調達の予定です。
当然ですが、そこに行くまでの行程でいくつかの林道を走破する予定です。
という訳で・・・
少しでも早く出発しようと言うことになり、
9月3日(土)の朝6時半に自宅を
出発です。朝からとてもいい天気です。
まずは、待ち合わせ場所である
千歳のコンビニまで走ります。
そこで、今回一緒にツーリングする
野郎どもと待ち合わせ!
オフロードバイク3台での出発です。
* 一番右が私のバイクです。
少し走って、いきなり支笏湖の近くの
林道に突入です。この当たりは色々な
林道が入り組んでいて、いくつもの
分岐の道があります。
ちなみにここは・・・
烏柵舞林道と言う所だと思います。
支笏湖を越えて、美笛峠を越えて、大滝村を超えて、北湯沢から今度は早月林道に入りました。スタートして、早くも林道を2つも走ると少々疲れてしまいます。
しかし、先を急がねば・・・休憩もそこそこに走り続けます。
洞爺湖を越えて、豊浦を越えて、
黒松内を越えて、いよいよ日本海が
見えると思ったら、前回のツーリング
と同様にたくさんの風力発電が見えて
きました。北海道の特に日本海側は、
本当に風力発電が多いなぁ〜!
* 一番左が私です。
日本海側に到達して、寿都、島牧を
経由して、本日最後の林道に突入です。
しかし、ちょっとその前に賀老の滝
を見て行こうということになりました。
賀老の滝は、道内一の大瀑布で高さが
70m程度もあるというなかなか豪快
な滝とのことです。
これは見にいくしかありません。
でも、駐車場から徒歩20分という
のがちょっと気になるが・・・
それもさることながら、もはや定番
のようにある「熊出没注意」の看板!
まぁ〜私のウェアには、熊よけの鈴
がついているし、大丈夫でしょう!
と思い、いざ賀老の滝まで・・・
しばらく舗装道路を歩いていると・・・
展望台まで、約670mの看板が・・・
とりあえず先に進みましたが・・・
最初から、こ〜んな道です。
写真では、わかりにくいかも
しれませんが、かなり急な勾配の
坂をひたすら下り続けます。
下り坂だからと侮ってはいけません。
だんだんと息が荒くなってきます。
しばらくすると・・・
展望台まで約400mの看板が・・・
ここらあたりから、ゼイゼイして
きました。
そしてさらに・・・
こ〜んな道ばっかりを下がって行きます。
途中で展望台まで約250mという
看板もありましたが、既に写真を撮る
余裕もなくなっていました。
そして・・・ついに・・・
到着です! あれが・・・あれが・・・賀老の滝!!
滝だぁ〜!
そして、涼しげに流れる水・・・
いやぁ〜素晴らしい!!
でも・・・でもです。
やっとの思いで、ここまでたどり着いた
のはいいのですが、バイクを停めてある
駐車場に戻るには、今きた道を引き返さ
なければなりません。
来るときは、全部急な下り坂・・・てことは、帰りは・・・全部急な・・・
上り坂だぁ〜! しかも・・・約670m!!
もう、これは特訓以外のなにものでもありません。サバイバルツーリングのはずが、
すっかり体力勝負になってきました。
ただ・・・ただ・・・登りました。
一歩一歩の重いこと・・・
ここで、今日の体力を使い果たして
しまった感じでした。
* 手前が私です。
賀老の滝から無事出発すると、
本日最後の林道である峰越林道、
真駒内林道を走ります。
途中でゲートが2カ所程ありましたが、
なんとか横をすり抜け、北檜山に到着
しました。
ここまでくれば、目的地の水垂岬はもうすぐです。
そこで、釣りをして今晩のおかずをゲットしなければなりません。
まずは、釣具屋さんに立ち寄り、
餌をゲットです。
あとは、今日の宿泊地を決め、
テントを貼り釣りまくるのみです。
日本海沿いの道を再び走り出し、水垂岬を目指します。そして、やっとたどり着いたと
思ったら、なんと水垂岬の先の道が延長工事の最中で、立ち入り禁止・・・
工事用のトラックが何台も出入りしていました。これでは、ここにテントを貼って釣り
なんてことはできません。やむなく来た道を引き返しながら、テントが貼れて釣りも
できるポイントを探しました。
そして見つけたのがここです。
ふとろ海水浴場!
急いでテントを設営です。
テントのすぐ向こうには海です。
海水浴場ってのが少し気になりますが
まぁ〜なんか釣れるでしょう!
そう思って、早速釣り開始です。
ところが・・・3人で一斉に釣りを始めましたが、さっぱり何も釣れません。
このままボウズなんてことになったら大変なので、私はテントや荷物の番兵をしながら、この場で釣りを続けることとし、残りの2人には、バイクに乗って近くの漁港まで遠征して釣ってもらうことにしました。
それにしても釣れません。 と思っていたら・・・私の竿に当たりが・・・
喜んであげてみたら・・・
ふぐ・・・
しかも小さい・・・
私の親指くらいの大きさです。
こんなのはとても食べれない!
もっと違う、そしてでかい魚を
釣らなければ・・・
だんだん、日も暮れてきました。
夕焼けが綺麗です。
でも、魚は釣れません。
と思っていたら・・・
またもや当たりが・・・
さっきの当たりより大きそうです。
これは期待できそうです。どきどきしながら、リールを巻いていくと・・・
ふぐ・・・
確かにさっきのよりは大きいが・・・
所詮・・・ふぐ・・・
食えんだろうがっ!!
そうこうしているウチに、とうとう日が落ちてしまい、バイクで遠征に行っていた
2人も戻ってきました。釣果は・・・あぁ〜(T_T)
その時です。近所に住んでいるおばさんがやってきて、この辺の海は、奥尻沖の地震の時に津波が来て、大きな被害が出たとの話を始めました。そのおばさんの家も津波の被害にあったとのことです。そして、その津波の被害以来、この付近はふぐしか釣れないようになってしまったとのことでした。
ふ・ふぐ・・・しかって・・・
釣ったんですけど・・・ ふぐ・・・
もう、魚を釣るのは諦めました。でも、そうなると今日の晩飯のおかずが何もありません。
3人で話しあった結果・・・2人でバイクを飛ばして、市街地まで戻り、何か買ってくる
こととしました。もちろん、私はテントと荷物の番兵です(笑)
しばらくして、買い出しの2人が帰ってきたので、いよいよ晩飯の支度です。
まずは、ご飯を炊こうと思ったら・・・
あっ! 飯盒に穴があいてる!
どうやら、いくつもの林道を走った
おかげで積んであった飯盒に衝撃が
加わり、穴が開いてしまったようです。
あ〜 今度は米が炊けないのか?
と思ったら、別のやつが小さなナベ
のような器を持ってきたおかげで、
なんとか米を炊くことができました。
結局、一匹もまともな魚は釣れず
食料は買い出しをしてきたので、
サバイバルツーリングとは言えなく
なってしまいましたが・・・
昼間の賀老の滝での、あの急な坂道
の上り下りのおかげで肉体は・・・
ヘロヘロでした。
それでも、男3人・・・
楽しい夜の晩餐となりました。
今日の走行距離:307.1km 今日のガソリン消費量:11.86L 今日の燃費:25.9km/L
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