これは1970年代の後半から80年代、90年代にかけてだと思いますが、北海道内をバイクで旅（ツーリング）をする人たちのことをそう呼んでいました。

どうしてミツバチ族なのかと言うと、バイクで旅をしていることから、「ブンブン」と音を出しながら移動しているので、蜂に例えられミツバチ族と呼ばれるようになったようです。また、当時のミツバチ族は結構見た目が汚い・・・と言いますか、当時の道路事情もあってかホコリまみれの姿の人が多く、宿泊するのも無料のハチの家（今で言うライダーハウス）や野宿など（キャンプではなく）も多かったように思います。（私も若かりし頃は野宿した）

そんなライダーたちが夏になると全国からい～っぱい北海道に訪れていて、ミツバチ族と呼んでいたんですが、今ではすっかり死語になっているようですね。

令和になった今、北海道でのバイクツーリングは、昔と比べるとスマートになって、ライダーハウスも昔よりは綺麗になって、快適なツーリングができているのでしょう。

バイクではなく、鉄道やバスなどで北海道を旅する人たちのことはカニ族と呼ばれていました。

これは、彼らが背負っていたリュックが横に幅広く、電車内などを移動する時などには横歩きをしていたため、その姿がカニに似ていたことからカニ族と呼ばれるようになったようですが、こちらもすっかり死語ですしそんな感じで旅をしている人は、今ではめっきり少なくなったような気がします。