ＸＪ４００Ｄで道東の方にソロツーリングに行っていた時のことです。

ちょっとしたワインディングロードを快調に走っていたら、木々の隙間から綺麗な湖が見え始め、そして湖の全景が見えるようになり、その綺麗な景色に思わず見とれてしまいました。でも、景色に見とれていても当然ですがバイクは走っています。どうやらその道はゆるやかに曲がっていたようです。おそらく相当長く景色に見とれていたのでしょう・・・ガツン！という音とともに、私の体は１回転！

その視界には、あわれ・・・私と同じようにＸＪ４００Ｄが転がっているのが見える！

そうです！！　脇見運転が災いし、縁石に激突して転倒してしまいました。

　

気がついたら、私は道路の真ん中に転がっていました。このままでは後ろから車が来たらひかれると思って、すぐに立ち上がったのですが、目に入る周りの景色がグニョ〜とよじれています。。。
どうやら転倒の時に頭を打ったみたいで、軽い脳しんとうを起こしていたみたいです。
（事実、ヘルメットが削れていた！）
これはまずいと思い、とりあえず後ろから車が来ていないようだったので、またその場に寝転がって青空の雲を眺めていました。その雲もなんとなくよじれて見えます。しばらくすると、眺めていた雲の形もそれなりの形になっていたので、ゆっくりと起きあがったら、周りの風景はちゃんと見えるように戻っていました。そこでようやく倒れているバイクを起こし、飛び散った荷物をかき集め、再び走行開始・・・
一番、最初に見つけたガソリンスタンドに入りました。

　

そのガソリンスタンドのお兄さんがとってもいい人で、あちらこちらから血を出している私を見て、従業員の休憩室を貸してくれて着替えもさせてもらい、ケガの治療もしてくれ、さらにバイクの応急処理も手伝ってくれました。

　

旅先でのこういう人のやさしさっていうのは、本当に心に残ります。

それにしても脇見運転は、危ないですねぇ〜

でも、脇見で見とれていたものが風景だったのが・・・ せめてもの救いかな？（爆）