バイクに乗って見てきたい景色がまだまだたくさんある。

　　　でも、バイクで行けない景色や地図にも載っていない景色もある。

　　　　そんな景色を・・・そして秋の絶景？を見に行こうじゃないか！？

　

　

　

前回のツーリングでは、途中で愛車が故障し無念のリタイヤとなりましたが、
その愛車の傷も癒えたこともあり、前から見たいと思っていた所へのツーリングを計画しました。

ひとつは雨竜沼湿原・・・そしてもうひとつは青い池と言われる所です。

いずれも素晴らしい風景・・・いや絶景とのことですので、期待に胸をふくらませ・・・

　

　

10月6日（土）午前７時半

出発です。

　

　

朝からとても良い天気です。

　

気分も爽やかに走り出します。

　

　

　

　

　

　

　

　

まずは、雨竜沼湿原を目指します。

その雨竜沼湿原は、標高８５０mの台地に東西４km南北２kmにわたって広がる山岳型高層湿原
であり、大小数十個の池塘(ちとう)と呼ばれる沼がある絶景とのこと。

　

ちょっと、わくわくしてきました。

　

　

雨竜沼湿原を目指し、

国道２７５号線を北上します。

　

　

国道２７５号線から道道２８号線に

抜ける林道に入ります。

　

空が真っ青です！

最高の天気になりました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

道道２８号線から国道４５１号線を抜け

再び国道２７５号線に戻ったあとに、

道道４３２号線に入ります。

　

少し走ると暑寒ダムに到着です。

ダムの水は干上がっているのか？

ほとんどありませんでした。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

道道４３２号線を進むと、

途中からダートになります。

　

　

木々が少し色づいています。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

雨竜沼湿原までの

案内看板がでてきました。

　

　

雨竜沼湿原が近づいています。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ダートを少し走ると、

立派な舗装道路になりました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

でも、少し走ると、

またまた道はダートに・・・

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

再び雨竜沼湿原への

案内看板が出てきました。

　

着実に近づいています。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

するとまたもや舗装道路に・・・

案内看板も立派になりました。

　

　

この道はダートと舗装道路が

交互に繰り返される、ちょっと

かわった道です。

　

いずれ全面舗装道路に

なるのかなぁ？？？

　

　

　

　

　

　

またまた案内看板が・・・

　

ほとんど一本道なので、

あまり迷うことはないと思いますが、

なかなか親切で良いですね。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

再びダートを走っていると

道の脇の白樺がなぜか

ぐにゃぐにゃと曲がっていました。

　

風の影響でしょうか？

雪の影響でしょうか？

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

そしてついに・・・

雨竜沼湿原に入り口である

雨竜沼湿原ゲートパークに

到着です。

　

　

ここから先はバイクを降りて

徒歩で行くことになります。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

管理棟で入山届を出し、

周辺環境の維持・美化のための

協力金（５００円）を払います。

　

　

　

　

管理人の方に

「湿原まではどのくらいかかりますか？」

と聞くと・・・

「だいたい片道２時間くらいかな？」

との返事・・・

　

　

　

まぁ〜最初からそのくらいの時間は覚悟していましたが、山登りなどの経験が全くない私にとって、
あらためて片道２時間と聞くと、やっぱりちょっと弱気になります。

　

しか〜し！　そんな弱気な気持ちをふりはらい、いざ入山です！！

　

　

　

　

天気は最高です！

　

山の木々も色づいていて

とても綺麗に見えます。

　

正面の山に向かって歩きます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

少し進むとなにやら

吊り橋が見えてきました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

狭いけど、なかなかしっかり

している吊り橋を渡ります。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

吊り橋の下を流れる

小川が綺麗です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

吊り橋を渡るとこんな看板が・・・

　

ほんとごくろうさまです。

　

雨竜沼湿原の入口まで

２．２ｋｍ・・・

　

入口までね・・・

と思いつつ先に進みます。

　

　

　

　

　

　

このような階段の道になり

写真ではそうでもないように

見えますが、なかなかの急な

坂道を登り始めます。

　

まぁ〜とは言っても、

こんな感じにしっかりとした階段が

あるんだったら、思ったより早く

到着できるかも？？？

　

　

　

　

　

　

　

と思ったら、大間違い！！

　

なんじゃこの道は！？

　

　

ただ岩がゴロゴロしているだけの

道を登ります。

　

まぁ〜登山道なんてこんなもの

なのでしょう。

　

　

　

　

　

どれほど登ったでしょう。。。

　

　

　

もう全身汗だくで、足が重く

体力は限界に近づいています。

　

すると、こんな看板が・・・

　

雨竜沼湿原入口まで

あと・・・１．８ｋｍ？？？

　

あれ？？？

さっきから、たった４００ｍしか

登ってないの？？？

　

　

　

もうだめです！

　

　

登山道の岩にどっかり腰をおろし、こりゃ〜無理だからここで引き返そうかな？と思い始めます。

ここで引き返したって、誰にも迷惑はかからないし、警察に捕まることもない！！

なによりこれ以上登って、途中で倒れてしまった方が、みんなに迷惑がかかる・・・

などと、引き返す理由を頭の中で、一生懸命肯定します。

　

　

しかし、一方で途中で引き返したなんてことになったら・・・

「根性なし！　へたれ！　男のくず！　粗大ゴミ！　役立たず！」　

などの罵声があびせられるかも・・・

　

　

むぅ〜(^^;)

　

　

悩んだあげく、結局登ることに・・・おぼつかない足取りで再び進みます。

　

　

　

少し進むと滝が見えてきました。

白竜の滝です。

　

なかなか豪快な滝に元気をもらい

さらに進みます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

すると再び吊り橋が・・・

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

これもそんなに広い吊り橋では

ありませんが、しっかりしています。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

吊り橋から見える風景は

適度に色づいて綺麗です。

　

　

　

　

こんな景色も私に力をくれます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

吊り橋を渡ると道は益々険しくなってきます。

　

　

　

このあたりの坂は、「険竜坂」と言うようです。

　

　

よいしょ！よいしょ！　と登ります。　

　

一体、どれだけよいしょ！と言ったでしょう？？？　

すっかりよいしょ！が口癖のようになっています（笑）　

　

　

　

　

　

まだまだ坂道は続きます。　

　

　

　

　

もう体力の限界など、とうの昔に

通り越しています。

　

　

　

　

ここらあたりから、だんだんと

思考回路がおかしくなり始めました。

　

　

　

　

　

　

　

山登りをする人は、登っている最中には

一体どんな事を考えているのでしょうか？？？

　

　

　

私は汗だくになりながら・・・

　

一歩一歩、山を登っていると言うことは、

自分自身に位置エネルギーをためていると

いうことになるけど、その位置エネルギーは、

無から発生するのではなく、自分の体の中に

あったエネルギーを運動エネルギーに変換して、

それを今度は、位置エネルギーに・・・

　

などと・・・完全に思考回路はショート♪です！

　

　

　

　

　

　

　

　

それでもまだ山道は続きます。

　

　

　

両足が鉛のように重く、

一歩一歩の歩幅がかなり

短くなっています。

　

　

　

　

　

　

　

ようやく・・・

ようやく・・・

ようやくぅ〜

　

坂道も平坦になってきました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

振り返ると・・・

　

こんな所を歩いてきたんだぁ〜と

ちょっと感動したりします。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

綺麗なせせらぎの

脇を歩きます。

　

　

もう少しかな？

もう少しだよね？

もう少しだと言ってくれぇ〜

　

と、思考回路はおかしいまま・・・

　

　

　

　

　

　

　

それにしても・・・

　

思ったより多くの人と

この山道ですれ違います。

　

どちらかと言えば、

年配の方が多く、夫婦で

来ている人もいました。

健康のためもあるのでしょうか？

　

　

　

　

　

　

　

山道ではすれ違うたびに

お互いが挨拶をします。

　

「こんにちは〜♪」

と、たったこれだけの挨拶

なのですが、こんな挨拶が

気持ちいいものです。

　

ツーリングの時に

すれ違ったバイク同士でやる

ピースサインのようですね。

　

　

　

　

　

　

さて・・・そうとう湿原入口に

近づいてきたようです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ここで、特別保護地区との

看板が・・・

　

「ほんと特別保護地区だわ〜」

と、なぜか口ずさみ、先に進みます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ささやぶの道を抜け・・・

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

おおっ〜！

　

ついに湿原が見えてきたぁ〜

　

　

　

　

いよいよ湿原の入口に入ります。

　

　

　

　

　

　

　

と、その前に・・・

　

ここで靴底を洗います。

余分な雑草の種などを

持ち込まないためです。

　

さすが、北海道遺産！！

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

靴底を洗って、雨竜沼湿原へ

突入です！

　

　

やったぁ〜

　

ついに来たぁ〜！！

　

　

　

　

　

　

　

　

　

これまでの疲れは一気に吹き飛び

元気よく歩き始めます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

早速・・・

　

　

綺麗♥・・・です。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

少し歩くと、休憩する場所が・・・

　

ここで、持参してきたおにぎりを

ほおばり、少し遅い昼食です。

　

ちょうどお昼時でしたので、

結構多くの人がここでおにぎりを

食べてました。

　

　

　

　

　

　

　

　

お腹も満たされましたし、もちろんゴミは持ち帰るようにして、湿原の中を歩きます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

どこまでも続く、遊歩道を歩きます。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

実はここの遊歩道・・・

湿原の中は、途中から一方通行になります。ですから、一度入るともう後戻りはできません。

湿原の中をぐるっと一周するしかないのです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

湿原内の遊歩道は

延々と続きます。

　

それにしても、右も左も

綺麗な景色です。

　

天気がいいので、水面も

とても綺麗に見えます。

　

　

　

　

　

　

　

　

すると、ここで小さい橋が・・・橋の下の水が透き通っています。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

まだまだ湿原は続きます。　と〜っても広いのです。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

遊歩道の先にちょっとした山が見えます。

この山を越えていくと、南暑寒岳への

登山ルートになります。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ここで湿原の中の遊歩道は

折り返し地点となります。

　

遠くに見える少しくぼんだ所から

歩いてここまできました。

　

しかし、ここで引き返すのでなく、

もう少し進めば、湿原を一望できる

展望台があるはずです。

　

　

　

　

　

　

　

　

その展望台は、この山のどこかに

あるに違いありません。

　

　

せっかく大変な思いをして、

ここまで来たのですから、

展望台から湿原を見たい・・・

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ということで・・・

さらに先に進むことにしました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

またもや山を登り始めました。

　

でも、緩やかな坂なので大丈夫です。

　

　

　

　

と思ったら・・・

　

　

　

　

　

　

　

　

なんじゃ・・・

　

この急な階段は・・・

　

　

　

そして・・・

　

　

　

　

　

　

　

　

完全な登山道・・・

　

　

あ〜

やっぱり、やめておけば良かったかな？

　

と、ちょっと後悔しつつも、一歩一歩

登って行き・・・

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ついに展望台の看板が・・・

　

　

やったぁ〜

　

ぜいぜい言いながらも

なんとか展望台に到着！！

　

　

　

　

　

と思ったら・・・

　

　

　

立入禁止・・・

　

　

こんなオチ・・・いらないって・・・（泣）

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

とは言うものの・・・

　

展望台は、崩れかけていて

危険のため立入禁止でしたが、

ちゃんと雨竜沼湿原の全景を

見ることはできました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

素晴らしい風景です。

ここまで約２時間・・・歩いてきた甲斐がありました。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

しばしの時間、景色に見とれていましたが、そろそろ下山しようと思い、

重い足を引きずり来た道を戻ります。

遠くに見える少しくぼんだところが、湿原入口だと思います。

ずいぶん歩いてきたなぁ〜と、あらためて思いつつ下山開始です。

　

　

するとこんな看板が・・・

湿原入口まで、２．６ｋｍもあるのかぁ

　

先は長いなぁ〜

　

それでも帰らない訳にはいきません。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

再び湿原の中の遊歩道を歩きます。

先にも書きましたように湿原の中の遊歩道は一方通行なので、先程、歩いてきた遊歩道とは

違う所を歩くことになります。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

長い長い・・・遊歩道です。もくもくと歩きます。